Brucite(ブルース石) |
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「水滑石」という和名があるが滑石の仲間ではない。 雲母のように六角形の結晶になり、はっきりした一方向の劈開も確認できる。 繊維状になったものはネマライトと呼ばれる。 発見者である鉱物学者アーチバルト・ブルースが由来になっている。 |
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可視光/長波 産地Asbest mine,Ural,Russia 縦の長さ6.4cm 蛍光の強さ 長波3 短波3 透明感があるブルース石 全体が蛍光しているわけではなく一部分が蛍光していて短波に切り替えると更にはっきりする。 この標本の産地であるロシアのウラル連邦管区では 氷のような透明感のある無色〜水色をした良質な標本が知られている。 可視光/長波(燐光有) 産地N'Chwaning Mine,John Taolo Gaetsewe,Northern Cape,South Africa 横の長さ6.5mm 蛍光の強さ 長波3 短波2 南アフリカでもロシアのウラル連邦管区同様、良質なアイスブルーのブルース石が見つかっていて 代表的な産地の一つとなっている。 白く濁っている或いは淡い部分のほうが蛍光と燐光が目立つため、色が濃い標本ほど蛍光が弱くなるらしい。 可視光/長波 産地Low's Chrom Mine,Lancastor Co.,Pennsylvania,USA 結晶の高さ8mm 蛍光の強さ 長波1 短波4 表面が雲母のような光沢があるブルース石の単結晶 ミネラルショーでは水色や黄色の結晶の塊が売られているをよく見るが 透明な1cmくらいの結晶はあまりみないかも 上記の標本のように水色に蛍光することは報告されているが、この標本の場合アh珍しく黄色く蛍光する。 蛍光するブルース石は他にも アメリカ、ペンシルベニア州にあるWood's Chome鉱山等があるが パキスタン産の黄色いブルース石は蛍光しない。 |
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